株式会社第一計器製作所

よくある故障と対策

1. 激しい振動により内機（ギア部）の金属疲労による摩耗で、針がゼロ点に戻らない、動かない。
   • 振動がある場合はダンプナ等の緩衝装置取付、グリセリン入圧力計、タートルゲージの使用、或いは離れた場所に設置して下さい。
2. 過大圧、突発的なサージ圧によりブルドン管の変形、漏れ、ゼロ点に戻らない。
   • 過大圧、サージ圧等に対しては、圧力計の最大圧を大きくするか、圧力計の入り口にコック又はバルブを設ける。
   • 圧力を監視しない場合は圧力計を大気解放状態にして、コック、バルブを閉めて圧力計を保護して下さい。
     その他詳しいことは、各取扱説明書をご覧ください。

保管、保守及び点検について

保管

予備の圧力計を長く保管する場合には、湿度に充分注意して、振動のない静かな場所に保管して下さい。

保守及び点検

1. 圧力計を長期に渡って正しく使用する為、定期的な検査の実施をお勧めします。
2. 圧力計の保守は、取扱説明書等をご参考いただきお客様にて保守基準を設け管理されることをお勧め致します。（例えば校正期間、定期点検、日常点検等）
   お客様にて校正される場合は、基準重錘型圧力試験器（低圧力の場合は、液柱型圧力試験器）で行う事をお勧め致します。これらの圧力試験器は、検定若しくは登録認証機関にて校正して下さい。
   他の方法として高精度の圧力計と比較テストを行う事も一案と考えます。
   弊社では年に1度は保守点検を実施する事を推奨しています。

保証について

保証期間

本製品および付属品の保証期間は弊社出荷後1年間となります。

保証内容

1. 保証期間中におきましても、下記事項に関する故障または破損につきましては保証外（例えば有償修理）となります。
   • お客様による操作方法の誤り、輸送・移動上の注意事項（落下や衝撃などに関する）を守らなかったなど、ご使用者の責任とみなされる不適切な使用に起因するもの
   • 弊社以外による製品の分解、部品交換を含む修理、機能付加を含む改造に起因するもの
   • 本製品の仕様外の設置環境、条件に起因するもの
   • 火災、塩害、ガス害や地震、落雷、風水害、その他天災地変などの外部要因に起因するもの
   • 部品の自然消耗・摩耗や劣化に起因するもの
   • 本製品と併用される他社製品が原因で本製品が受けたもの、本製品が受けた二次的損害

   上述の故障、破損につきましては、当該製品をご返却いただきました上で部品の変形、消耗、摩耗、焼損度合いなどの痕跡有無により基本的には弊社が判断させていただきますので、予めご了承下さい。

2. ご使用によって生じた本製品以外の損害（直接・間接の）に対しましてはその責任を負いかねますので、予めご了承下さい。
3. 保証期間以降の校正・修理に関しましては、弊社にて製品の状態を確認させていただきました上で校正・修理の可否を判断させていただきますので、予めご了承下さい。
4. ご不明な点は、お買い上げの販売店または弊社までご相談下さい。