コンタクトスイッチ接点付圧力計は低接触圧スイッチを用いています。
主にベル、ブザー、ランプの点滅等の警報用に使用されます。
この信号で目的に合うリレーを動作させると、用途は大きく拡大します。
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結線方法について |
- 警報に加えて現場指示が必要なときには最適です。
- 圧力エレメントは1個で指針そのものが接点のため、比較的小型軽量です。
- 指示と設定の目盛が同一のため、設定が簡単です。
- 設定針を移動して任意設定できて、しかも一目で動作がわかり安心です。
- 接点の接触片には高融点の白金を使用しています。
- ケースは防滴型と屋内仕様とがあります。
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コンタクト接点付圧力計
ケース外観
SCT-75 A
縁なしタイプ
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SCT-75 B
ねじ止め用縁付きタイプ
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SCT-75 D
縁付き・圧力導入口背面タイプ
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SCT-100 A
縁なしタイプ
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SCT-100 B
ねじ止め用縁付きタイプ
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SCT-100 D
縁付き・圧力導入口背面タイプ
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SCT-150 A
縁なしタイプ
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SCT-150 B
ねじ止め用縁付きタイプ
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SCT-150 D
縁付き・圧力導入口背面タイプ
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SCK-A ・ SCP-A
縁なしタイプ
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SCK-B ・ SCP-B
ねじ止め用縁付きタイプ
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SCK-D
縁付き・圧力導入口背面タイプ
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本製品は改良のため、仕様等を予告無く変更する場合があります。
注意事項
- 振動のない場所の設置でも、チャタリング防止のため、接点は常時OFFで警報時のみONになる用い方をしてください。
- コンタクト接点の開閉不能障害は、ほとんどが接点の荒れか溶着または微小電圧電流による
接触不良に依るものですから、次の項目には特にご注意ください。
- 取り付けは機械的振動のない場所にしてください。
- 脈動圧のある機器への使用はダンプナー等で静圧状態になる配慮をしてください。
- 誘導負荷開閉の回路では、必要に応じてサージやインラッシュによる接点障害防止のサージキラー回路を入れてください。
- 接点の定格容量は最大値で表していますので、使用状態で相違しますが瞬間でも超過を避けるよう、特にランプ負荷のインラッシュには注意してください。
- 通電時間は極力短時間になるように配慮してください。
- IC等を用いたシーケンスの回路では電流が少なすぎるので、接触不良が起きます。少なくとも20mA以上は必要です。
- 指針の動きが極めて遅く、接点のON・OFF時に不完全接触現象が認められるときは、繰り返し使用で極度に寿命が低下しますから遅延リレーを介してご使用ください。
- 都市ガス、プロパンガス、有機溶剤混合空気等の可燃性ガス雰囲気中では、爆発の危険が伴いますから使用しないでください。
- 指示針が接点針と接触して更に移動しているとき、最大圧の低い製品ほど示度読み取りに誤差を生じます。
これは指針が移動しようとしても、ヒゲゼンマイの復元力によって指針を押し戻す作用が働くためで故障ではありません。
参考
- コンタクト接点は主として、ベル、ブザー、ランプ等の警報表示に使用して頂くための製品ですから、このまま直接モータ等の制御には使用しないでください。もし定格接点容量以上でご使用になりたいときは、電流値に見合った補助リレーを介してご使用になれば機器を直接制御して頂けます。その場合交流電源ですと直流に変換し、直流用リレーを用いて適当なC,Rを入れますとチャタリングの防止になり、また多少の振動がある場合でも使用可能になります。
- ランプの場合はその性質上、ものによって最大15倍ほどのインラッシュ(突入電流)があります。例えば約7倍と仮定しますと、AC100Vの場合、7W程度以下のものに限定されます。
結線方法
記号は、H=上限、C=共通、L=下限を示します。
ただし上限、下限のいずれか1接点の製品で2端子式、およびリード線式ではHとC、あるいはLとCの表示のみになります。またボックスコネクタ式では記号@が上限、Aが下限、Bが共通で、アース記号は無接続です。
なお1接点式の上限用では端子記号A、下限用では@の端子は内部接続されていません。
●線引き出し、またはねじターミナルの場合の参考図
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●ボックスコネクタ内部の接続図
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