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ブルドン管圧力計と用語の基礎知識

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 ブルドン管圧力計とは
ブルドン管の圧力による変形量を機械的に拡大して、直接圧力を指示するゲージ圧を測定するものです。

 圧力計でよく使われる用語

種類 用途
ゲージ圧 周囲の圧力をゼロとし、それより高い圧力を正のゲージ圧、低い圧力を負のゲージ圧という。
絶対圧 絶対零圧力、絶対真空を基準にした圧力。
単位記号の後ろにa、absを表示することが多い。
絶対圧 = ゲージ圧 + 大気圧
圧力の種類 圧力の種類
圧力計 正のゲージ圧力を測定するもの。
真空計 負のゲージ圧力を測定するもの。
連成計 正及び負のゲージ圧を測定するもの。その目盛は正のゲージ圧を示す圧力部と、負のゲージ圧を示す真空部とからなる。
最大圧力 圧力計及び連成計の圧力部の場合は、目盛数字の最大値に対応する圧力の値。真空計及び連成計の真空部の場合は、目盛数字の絶対値の最大値に対応する圧力の値。
最小圧力 圧力計及び連成計の圧力部の場合は、目盛数字の最小値に対応する圧力の値。真空計及び連成計の真空部の場合は、目盛数字の絶対値の最小値に対応する圧力の値。通常は、ゲージ圧力が0の値。
圧力スパン 目盛スパンに対応する圧力の値。最大圧力と最小圧力の差。
連成計では、圧力部の最大圧力の絶対値と真空部の最大圧力の絶対値との合計。
定圧力 変化しない圧力、又は、1秒当たり圧力スパンの1%を超えない速さで連続的に変化し、かつ、1分当たりの変化量が圧力スパンの5%を超えない圧力。
変動圧力 1秒当たり圧力スパンの1〜10%の速さで変化する圧力。
常用圧力 ブルドン管圧力計を使い続けてもよい圧力範囲の上限値。
器差 同じ圧力において、検査される圧力の読みと標準器の読みとの差。
ヒステリシス差 同じ圧力における、増圧のときと減圧のときの読みの差。

精度等級の
最大許容誤差
精度等級 最大許容誤差 (1)
目盛範囲A (2) 目盛範囲B (2)
0.6級 ±0.6% ±0.9%
1.0級 ±1.0% ±1.5%
1.6級 ±1.6% ±2.4%
2.5級 ±2.5% ±3.8%
注(1) 最大許容誤差は、圧力スパンに対する百分率で表す
(2)
種類 目盛範囲A 目盛範囲B
圧力計
及び
真空計
Pmin+Ps×0.1≦PPmin+Ps×0.9 Pmin≦PPmin+Ps×0.1
Pmin+Ps×0.9<PPmax
連成計 Pmin+Ps×0.1≦P≦−Ps×0.05
・+Ps×0.05≦PPmin+Ps×0.9
 ただし、目盛範囲Bと重複する
範囲は、目盛範囲Bとする。
Pmin≦PPmin+Ps×0.1
・−Ps×0.05<PPs×0.05
Pmin+Ps×0.9<PPmax
記号は、次のとおりとする。
Pmin :圧力計の場合は最小圧力、連成計の場合は真空部の最大圧力、真空計の場合は真空部の最大圧力
Pmax :圧力計の場合は最大圧力、連成計の場合は真空部の最大圧力、真空計の場合は最小圧力
Ps :圧力スパン
P :ブルドン管圧力計が指示する圧力
主要部の名称 主要部の名称

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会社概要

製品紹介
一般圧力計
隔膜式圧力計
接点付圧力計スイッチ
電子式圧力計
アクセサリー
温度計
取扱説明書(PDF)