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圧力計仕様選定について

ブルドン管圧力計と用語の基礎知識

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 計測条件による選定

振動・脈動 ポンプの吐出側に取り付ける圧力計や、車両に取り付ける 圧力計は、大きな脈動と振動を受ける場合が多く内機まで振動が伝わり、1ヶ月程度で摩耗してしまう事がある。
また急激な脈圧によってブルドン管を早く疲労させ管破等故障の原因になります。
用途による種類として、耐振形圧力計・蒸気用耐振形圧力計・耐熱耐振形圧力計などがあります。
特に振動の激しい場所や脈動圧の激しい場所では必ず適当なダンパーを取り付ける、或いは振動のある場所より離して設置して下さい。 更に油を圧力計内部に封入したグリセリン入り圧力計、又は内機に工夫を施したタートルゲージをお勧めします。
流体 通常、接液部材質は銅合金等を使用していますが、耐食用として使用される材質の一般的なものに、ステンレス製があります。
強腐食性流体については、隔膜式圧力計が用いられ、接液部材質は、色々な材質で製作することが出来ます。
酸素 酸素用は、製作中及び検査中のいずれにおいても内部に油分を接触させてはならない。 試験には専用の装置を使用し、清浄な水又は非腐食性の気体を用いる。
禁油及び禁油禁水仕様とします。
塩素 塩素は、黄銅、銅についた水分と化合して塩酸を生成し腐食させるので隔膜式の使用が絶対条件です。
アセチレン アセチレンは銅と化合して爆発しやすい物質を作るので接液部は全ての銅の含有量が60%以下のものを使用しなければなりません。
アンモニア アンモニアに接触する部分は、鉄鋼又はステンレス鋼を使用し、銅合金は絶対使用してはいけません。
粘着性流体 導入口が詰り、圧力計の感度を悪くすることがありますので導入口の大きいもの、又はフラッシュダイヤフラムタイプの隔膜式圧力計を選択すべきです。
雰囲気 雰囲気として塵埃・雨水・塩分を含んだ空気のある場所、その他アンモニア・特殊腐食性ガスなどがある場所に、密閉形を用います。又ケース自体が腐食性ガスにおかされる場合がありますので、プラスチック・ステンレス・アルミ合金などから選定して下さい。

 よくある故障の原因と対策
  1. 激しい振動により内機(ギア部)の金属疲労による摩耗で、針がゼロ点に戻らない、動かない。
    振動がある場合、ダンプナー等の緩衝装置取付、グリセリン入り、タートルゲージの使用、或いは離れた場所に設置して下さい。
  2. 過大圧、突発的なサージ圧によりブルドン管の変形、漏れ、ゼロ点に戻らない。
    過大圧、サージ圧等に対しては、圧力計の最大圧を大きくするか、圧力計の入り口にコック又はバルブを設け、圧力を監視しない場合は、圧力計を大気解放状態にして、コック、バルブを閉めて圧力計を保護して下さい。

その他詳しいことは、各取扱説明書をご覧ください。


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