ブルドン管圧力計と用語の基礎知識

　用途による選択

一般の定格条件
周囲温度及び圧力媒体温度	－5～＋45℃
相対湿度	5～95％（氷結なし）
常用圧力	定圧力　　最大圧力の3／4（100MPa以上　2／3）変動圧力　最大圧力の2／3（100MPa以上　1／2）真空圧力　最大圧力
用途による選定
一般指示圧力計	もっとも一般的な圧力計。
差圧計	測定ライン2ケ所の圧力を測り、その差を指示する圧力計。
双針形圧力計	受圧口と指針が2つあり、2ケ所の圧力を同一目盛板で指示する圧力計。
電気接点付圧力計	警報あるいは制御用の圧力計で、接点容量、接点形式により種々あります。
レシーバーゲージ	空気圧変換器の出力指示受信計として使用される圧力計。
隔膜式圧力計	受圧媒体と指示計の間にダイヤフラムを設け、間接的に圧力を測定します。
他に圧力センサを用いた圧力伝送器、スイッチ、デジタル圧力計があり、半導体、化学分野等で使用されます。

　特殊な用途条件

蒸気用	環境温度が10～50℃の場所に装備して使用するが、圧力媒体が運転開始時の水蒸気のような一時的な高温には耐えるものをいう。用途による記号の種類はMとする。パイプサイフォン等を設けて使用。
耐熱用	環境温度が最高80℃になる場所に取り付けて使用するものをいう。用途による記号の種類はＨとする。 80℃以上又は－5℃より低い温度で使用するものは、それに耐えうるよう、材料、工作方法に工夫が必要である。パイプサイフォン使用及び隔膜式圧力計をお勧めします。
耐振用	振動及び脈動圧の影響で指針の変動が一般の条件を超える条件で使用するものをいう。用途による種類の記号はＶとする。条件の厳しい環境では、グリセリン入り圧力計及びタートルゲージをお勧めします。
蒸気・耐振用	蒸気用、耐振用の両方の条件下で使用に耐えるものをいう。用途による種類の記号はＭＶとする。
耐熱・耐振用	耐熱用、耐振用の両方の条件下で使用に耐えるものをいう。用途による種類の記号はＨＶとする。