2.圧力の測定方法
圧力計は、弾性体を媒体として、その弾性体が受ける圧力をその媒体の弾性変形による歪とつり合わせて測定する弾性圧力計と、液体を媒体として、その液体が受ける圧力をその液柱又は物体の重さにつり合わせて測定する液柱圧力計に大別される。
現在工業用圧力計としては、ほとんどが弾性圧力計であり、これには、ブルドン管圧力計、ダイアフラム圧力計、ベロ−圧力計、チャンバ圧力計に分類される。これらの圧力計は、測定圧力の種類及び圧力範囲によって、ゲ−ジ圧力計、絶対圧力計、差圧計の3種類に分類される。更にゲ−ジ圧力計は、圧力計、真空計、連成計に分けられる。その他、機能・用途・形状・精度等の面から圧力計を分類される場合もある。
一方液柱圧力計は、工業用圧力計としてではなく、圧力発生器・標準器・基準器として使用される。主な物に基準液柱形圧力計と基準重錘形圧力計がある。
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